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斜陽館。大豪邸。 |
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重厚感。赤い屋根すき。 |
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広すぎます。 |
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いろりもそのまま。 |
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彼がよく着ていたマント(実際のものかは不明) がリアルな印象。 |
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天井も素晴らしい。 |
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長い廊下。 |
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センスを感じます。 |
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和洋が織り混ざった建築。 |
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太宰の母の部屋だったそう。 |
疎開の家:太宰が何年か実際に物書きした離れの家。 実際に座ることができます。 火鉢も本当に使っていたモノだそうです。 |
疎開の家の中には所々太宰の文章が貼っています。 |
太宰流、浦島太郎の物語より。 |
赤い絲のモニュメント。 「思ひ出」の中で太宰少年が弟と一緒にこの海を見ながら 赤い絲について語り合った。 |
→つづき
私がひとりで青森に来たのも、ほぼここが目的でした。
「斜陽館はひとりで行ったほうが雰囲気味わえるよ」
と友人からも言われていました。
疎開の家では、マンツーマンで説明してくれる太宰好きのお兄さんが
います。説明がすごく上手かった。
太宰治って「人間失格」と自殺未遂、心中などの影響で暗い人の
イメージが強いかもしれません。
が、違うんです。
この人、ちょいちょい笑いをとってくるんです。
ひょうきんものなんです。
で、自意識過剰で正直者なんです。
人間の弱さをさらけ出してくるんです。
さらけ出しながら、ちょいちょい笑かしてくるんです。
人間の感情をそのまま。弱さもそのまま。
そーゆんもんだ、って思わせてくれる。
いつの間にか共感してハマってしまった。
二十歳のころに、パリでお世話になっていた日本人のデザイナーさんに
薦められて読んだのがきっかけだった。
あれから、十年。
色々あった。
やっと来れた。
つづく。